四国中央市学校人権・同和教育研究大会

2019年11月2日 08時24分

  11月1日(金)午後から人権・同和教育研究大会を行いました。 市内の小中学校、幼稚園・保育園・人権擁護委員・人権対策協議会・人権教育協議会・関係機関、約110名の皆様のご参加の下、大変有意義な研修の時間となりました。 

 研究会の最初は、低・中・高学年の焦点授業でした。

 1年花組は「ええところ」の教材で自分のよさを主題とした学習を行いました。おうちの方や先生、友達からのメッセージをもとに自分のよさを見つけ、「自分も周りの人も大切にしようとする心情」の基礎となる自己有用感を高める学びとなりました。

 4年月組は「ドッジボール」の教材で自信をもって行動することを主題とした学習を行いました。教材の登場人物の気持ちを想像することを通して、自分の日常と重ね、ハートメーターに気持ちを表現して話し合いました。正しいと思ったことを自信をもって行う態度を養うことで、不合理な偏見や差別をなくす力を育てたいと願って学習を進めています。

 6年月組は「山の粥」の資料を使って、人間としての誇りある生き方を学びました。登場する村人たちの思いを想像することを通してその誇り高い生き方について学び、自分たちも村人たちのように身の回りの不合理や差別をなくしていこうとする態度を育てることを目指して学習を進めました。

 その後の研究協議では各部会とも市内の先生方や関係諸機関の参加者で積極的な意見交換がなされ、人権・同和教育の授業力、差別解消を目指す授業実践力の向上を図ることができました。

 また、体育館で行われた「実践報告」では、上分小学校の先生の発表をもとに小グループに分かれて話し合い、考えや実践を交流するができました。

 今回の研究大会ではPTAの会長・副会長の方に、市内の先生方が来校されるときの道案内もしていただき、本当にありがたかったです。

 ご参加くださった先生方、ご指導いただいた皆様、頑張って学習した子どもたち、支えてくだった皆様のおかげで実り多い研究会となりました。教職員一同心より感謝申し上げます。ありがとうございました。